「ハミプテルス」途中絵その7

「絵の技術が上手ければ上手いほど見てくれるの人の情動をより動かせる」って訳じゃないですよね。技術的にはやや稚拙でも鑑賞者の心を動かして止まない凄い絵はなんぼでもある。

 

ならば、「技術向上ばかりを目的しなくてもええんじゃないかな?」という意見も間違いじゃ無さそうです。

それは解っているんだけれども。解っちゃいるけど、やっぱり私は絵が上手くなりたい。

 

絵に限らず創作物にとって非常に重要な要素は「唯一無二感」だと思っています。作品を見た瞬間に「あ、これ、誰それの作品だよね!」って一発で解る唯一無二感。

私の絵は「翼竜と猫」という組み合わせなので、他にあまり見かけないモチーフってことでは少しはその条件クリアしてるかも。でも、例えば、私よりずっと上手い有名な人がたまたま「翼竜と猫の組み合わせ可愛いかも」って偶然思いついたら・・・。

 

その瞬間から世間の私への評価は「劣化コピーのパクリ野郎」に低落します。こわい・・・。モチーフだけに頼るのはあまりにも脆くて弱い・・・。

だから、絵が上手くなりたいなぁ。上手くなって簡単には他の人に真似できない雰囲気や匂いや滲み出す唯一無二感を鍛えたいなぁ。