「ラムフォリンクス」途中絵その3

その昔、小排気量の単車で獣道を探索する趣味がありまして、それなりにえげつないとこも走っておりました。足だけでは立ってられないような斜度の坂を登ったり、そんな坂を下ろうとして単車ごと前転したりもしておりました。

 

でも、毎週毎週同じ道を走ってますと、だんだんコツが解ってきて、「あぁこの坂で失敗することはもう無いな」と感じてしまう瞬間があります。で、次にその坂を登る時は必ずと言っていいほど失敗するんだよね。ずっこけた瞬間に「え?なんで?」と思ったことは一度や二度ではありません。

 

絵もおんなじなんですよ。「あ、この形の陰影はもう描けるな」とか、思わないでも良いのに思っちゃうことあるんですよ。するといきなり描けなくなります。こわいわぁー、慢心こわいわぁー。