「キュクノランフス」途中絵その5

ちょっとだけ修正してプリントアウトしてトレース台で水彩用紙に写しました。
動きのある絵を描いていて、これは自分の経験でもあるし、人の絵を見ていても、「すごく動きがあっていいなぁ」と思っていたラフ画が、きちんと清書すると「なんだか動きが止まってつまらない絵になっちゃった」と思うことがしばしばあります。
これって結局、線の選択が甘いって事ですよね。
ラフの時はたくさんの線を描いて、その中から自分がこれだと思う線を残して消して行くわけですが、その時にせっかく動きのあった線を選べずに自分で消しているんじゃないかと。線がたくさん引いてある時は、見るほうが勝手に線を選んで見てるわけですよ。
線の速度感の問題も大きいけど、それだけじゃ無いように思います。ぴたっと止まった線でも動きのある絵はありますよね、たとえば若冲とか。