「アィムベレダクティルス」途中絵その3

Mark P. Wittonちゅー翼竜学者の人がいまして、その人が「Pterosaurs(翼竜)」というそのものズバリの本を出しています。洋書ですので拾い読みしか出来ませんが、最新の情報が満載で拾い読みでもウハウハです。

 

 

論文に載せるようなきちんとした学術的図もたくさん載っていますが、それ以外にウィットンさん自身が描いた絵画も載ってるんですよ。翼竜が当時どんな環境でどんな生活をしていたかをデジタル絵画で表現しています。

 

 

見てすぐはね、いやね、上手いんですけど、なんちゅかなぁ、ちょっと最後の描き込みが足りないって言うか、もうちょっと最後まできちんと描きはったらもっと良いのになぁと思ってました。

 

 

いえ、すみません、私が間違っておりました。

何度もその本を見返すうちに印象が変わってきました。

 

 

描き込みの仕上げ具合なんかを凌駕して、何より翼竜たちが本当に生き生きしていて楽しそうなんですよ。子供の翼竜とか本当にかわいいし。学術的な図は別で載っているので、絵のほうは説明的な要素が要りません。「ちょっとここの関節どうなってるんかな?」とかの疑問に絵で説明する必要が無いんです。そんな端々のことより、もっと翼竜たちの生き生きとした姿を純粋に描いてる。いいなぁ、いい絵だなぁ。